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宇宙誕生のきっかけとなったビッグバンの38万年後に、水素は最も最初に出来た宇宙に存在する最も多い元素である。そして、すでに知られている全ての元素の中で最も小さく、最も軽く、そして最も多い元素である。よく小宇宙と呼ばれている人体も、約63%は水素からできている。しかしながら、生命、宇宙、そして水素元素の関係は全く謎の状態であった。

しかし現存、水素はクリーンなエネルギー源として最も脚光を浴びている物質の一つである。そのため、水素エネルギーについての研究はものすごい勢いで進められている。その理由は、太陽のエネルギー源は、真空状態の高温・高圧で生じる水素プラズマ場で起こる核融合によって生ずる膨大なエネルギーが背景にひかえている事と、植物が光合成の際に太陽のエネルギーによって水を光分解し、光分解によって生ずる2個の水素原子と1個の酸素原子をつなぎとめている電子を引き出し、その電子を電子伝達系を通して、物質合成のためのエネルギー源としてのATPを作り、光合成産物としての澱粉を作り出すと言う大きなエネルギーに関係する事実がその背景にひかえているからであると考えられる。

最近、これらのエネルギー産生のメカニズムはいずれも、常温・常圧で、水素プラズマ場が存在することを考えると説明がつく事が解って来たのである。しかし、物理学、化学分野におけるプラズマ場の研究は既に行われているが、生物学分野のプラズマ場の研究は殆ど行われて来なかったことが「プラズマ物理学者の常識」と言う本を読むことにより解った。

水素プラズマ場(分子、陽子、電子が共存するエネルギー場)
H2⇔ H++H はどんな生物又は生命体も持ち合わせている事が、全ての難病を直すと言われているルルドの水の研究中に明らかになった。 そしてそれは、2個の水素原子を連続的に補給出来る系が存在すれば、全ての生命体又は生物が水素プラズマ場を作ることができるヒドロゲナーゼと言う H2 ⇔ H++H を触媒する酵素が殆ど酸素を含まない生体内のミトコンドリアや葉緑体の中に含まれていることであった。換言すると、単細胞であろうと多細胞であろうと、 動・植物関係なく、全ての生物又は生命体はミトコンドリアの中でクエン酸回路の呼吸基質からNAD+依存性の加水分解酵素としての脱水素酵素の働きにより、 2個の水素原子を引き出し、その2Hは殆ど酸素を含まないプラズマ場の中で、水素プラズマ場内に存在するヒドロゲナーゼの働きにより2H → H2 ⇔ H++H に変換し、その中の電子を電子伝達系に渡し、電子が電子伝達系を通過する際に、プロトン(H+)を膜間腔に汲み上げ、それをATP合成酵素を通過させて、 ミトコンドリアの水素プラズマ場内に戻す時、ADPとリン酸から物質合成・分解のエネルギー源としてのATPを合成する。 この過程が、全ての生命体又は生物体に存在する水素プラズマ場であると考えると、宇宙が水素プラズマ場であること、 そして太陽のエネルギー源が水素プラズマ場で発生することを考え合わせると、生命、宇宙、太陽エネルギーを水素プラズマ場という 共通概念を含む事柄として関係づけることができる。

その結果、常温・常圧で水素プラズマ場を人為的に作り出せれば、すべて常温・常圧で太陽のエネルギーのもとで、 物質合成も物質分解も可能になる。実際、当社で、生物が水素プラズマ場であることを実験的に示すことができたので、 この事実は5次元(水が固体、液体、気体、水素プラズマと物性を変化させる、時間?)の科学の時代が訪れて来ていることを示す根拠になる。

開発者 理学博士 及川胤昭